
9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の冠番組『VS.超特急』(日本テレビ系/毎週月曜24時59分〜25時29分)が7月14日に放送。ユーキが涙を浮かべる場面があった。
ユーキが森崎ウィンの歌に涙
本番組は、豪華ゲストたちと、そして時には自分自身と闘う対決バラエティ。今回はカイ、ユーキ、リョウガ、タクヤがゲストの森崎ウィンとドライブやカラオケで楽しんだ。
森崎は超特急と同じ事務所で、超特急にとってはデビュー前から交流がある約20年来の先輩。森崎は過去にEBiDANの最年長グループPRIZMAXのメインボーカルを務めていた。2020年にPRIZMAXが解散し、超特急はEBiDANを引っ張っていく立場に。森崎と対面すると、カイたちは「うれしい」と喜びをかみしめた。
カイは「コロナ禍があったじゃないですか。そのタイミングでPRIZMAXが解散というか、それぞれの道に行ったじゃないですか。僕たちとしては自覚がないままEBiDANの最年長グループになって。どうやって後輩を引っ張っていいのかまったくわからなくて」と当時の気持ちを吐露。続けて「僕がやっていたのは、ウィンくんやPRIZMAXのみんなにやってもらっていたことをやろう、と。現場やスタジオで会った時に自分たちから声をかけるとか。先輩としての指標みたいなものがウィンくんだったりPRIZMAXのみんなだったりした」と明かした。
超特急と森崎はドライブを楽しんだ後にカラオケへ。そこで森崎はPRIZMAXのデビュー曲「Mysterious Eyes」を歌唱した。超特急は「ヤバいな!」と大興奮しつつ、かみしめるように森崎の歌声に酔いしれた。ユーキは「感動しました」と目を潤ませ「ウィンくんもたぶん今に至るまでにいろいろあった中でこうやって歌ってるから、それもすごく感慨深いなぁって」と涙。森崎は優しく頷き「いろんな経験したよね。それは俺らだけじゃなくて超特急もいろんな変化を自分たちで生んで、それを受け入れて次に進んできてるわけだから」と口にした。
森崎ウィン、現在の超特急の印象を明かす
終盤ではシューヤとアロハも合流。森崎が二人に超特急への思いを聞くと、シューヤは「自分の歌で超特急を一歩引き上げたいというのはあります」と答え「自分の力で、クッ!って行ける何かを自分で生み出したいというのはあります。逆の恩返しじゃないですけど、それをしたいのが夢としてあります」と告白。アロハはもともと「超特急に入りたい」と言って事務所に入ったと打ち明け「入った時と今の気持ちは変わってないです。ずっとワクワクしてるというか、楽しい。大変とかよりも楽しい」と気持ちを語った。
二人の話を聞いた森崎は「また新たに生まれ変わって、ここから夢に向かって走り続けるぜ、みたいなイメージがすごくあって。9人は9人でめっちゃかっこいいじゃん、って感じがする」としみじみ。「超特急のメンバー同士の関係性がさらに深くなったな、って感じが見受けられた。いろんなことを共に乗り越えた仲間としてそこにいるんだなって」と現在の超特急の印象を明かした。
カイは「ウィンくんって昔からすごく優しくて温かくて。僕たちに対しても後輩たちにもフランクに接してくださるし、でもかっこいいパフォーマンスだったりですごく素敵な背中を見せてくれる偉大な先輩」とリスペクト。「僕も5年後ああいう人になっていたいなと思えるような、尊敬する、やっぱり大好きな先輩だなと思いました」と決意を新たにした。
今回の放送は森崎と超特急の間に流れる、深い信頼関係と強い絆が見えた回だった。幼い頃から一緒に過ごしてきたからこそ見える雰囲気がそこにはあった。森崎の超特急を見守る優しい視線や、超特急が森崎に向けるリスペクトは、きっと昔から変わらないのだろう。たった22分ほどの放送でも画面越しにその関係性が伝わってくるような気がした。特に森崎がPRIZMAXの曲を歌い、ユーキが思わず涙してしまう場面は印象的で心を打たれるものがあった。超特急と森崎が一緒に過ごした時間、少し離れた場所で過ごした時間を繋ぐものがそこには確かに流れていた。