超特急、和太鼓に挑戦! “届ける力”に通ずるダンスとの共通点<VS.超特急>

9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の冠番組『VS.超特急』(日本テレビ系/毎週月曜24時59分〜25時29分)が7月8日に放送。ユーキ、マサヒロ、アロハの三人が和太鼓パフォーマンスに挑戦した。

超特急、和太鼓に苦戦「しんどい」

本番組は、豪華ゲストたちと、そして時には自分自身と闘う対決バラエティ。今回はユーキ、マサヒロ、アロハの三人が、世界10か国で演奏する日本が誇る和太鼓チーム「梵天」に和太鼓の世界を学んだ。

普段ライブ演出を務めるユーキは「みんなで作るひとつの音といいますか。ダンスを揃えるっていうところに通ずるものがあったり、今後の自分たちのライブにも活きるな、と」と考えを告白。ユーキは7年前に超特急のライブで和太鼓パフォーマンスを披露していたが、「梵天」のパフォーマンスを見ると「ここまで動いたりはしていなかった」と驚きの表情を浮かべた。

三人はまず、バチの持ち方や腕の動かし方、立ち方など和太鼓の基本のレクチャーを受けた。太鼓を叩くために重要なことは腕の力よりも下半身。常に踏ん張った状態をキープしなければならず、練習段階で三人は「下半身やばい」「必死」「しんどいね」など、若干苦しそうな様子を見せた。

大太鼓や三宅太鼓などの打ち方やリズムの取り方、ステップを教わり、練習を重ねる三人。最後は超特急の楽曲「Steal a Kiss」を和太鼓で表現することに。楽曲の練習時間は1時間ということで、三人は真剣に和太鼓に向き合った。ユーキは「リズムの取り方はダンスの方が複雑かもしれない」と言いつつ「太鼓に関しては同じリズムのはずなのに、叩き方によって音色が変わるので、それはめちゃくちゃ難しいところだと思います」と和太鼓の難しさを語った。

マサヒロは「音を奏でると、ひとつズレるだけで全然違うものになっちゃう。(ダンスは)カウントで合わせたりしますけど、本当に心の一致というか。それが合わないとより合わないだろうなってことに気づけましたね」とコメント。アロハは「僕はダンスしかほとんどやったことがないから、(和太鼓は)独特というか」と口にしながら「何かを届けるっていうのはすごく似てるのかなって感じました」と“届ける”という意味でのダンスと和太鼓の共通点を明かした。

ユーキ「ライブに今後活かせたら」

いざ本番、ユーキ、マサヒロ、アロハは真摯に和太鼓に向き合い、パフォーマンスを成功させた。三人を指導した「梵天」の小林政高さんは「集中力とそれをすぐ動きに変えられる能力はさすがですね。感動しました」と評価。

ユーキは「僕は思いや感情、魂をライブでぶつけるのをすごく大事にしているので、そこは太鼓を叩く中でも『もう腕が動かないよ』って思っていても、負けないで魂を燃やして叩いていく熱さみたいなところはイコールにしちゃうようなところがありました」と明かし「9人が太鼓の音で踊るのは見たことがない景色だと思うので、ライブに今後活かせたらいいなって改めて思いました」と意気込んだ。

今回は、和太鼓という新たな挑戦に一生懸命真摯に向き合う三人の姿が印象に残った。三人は和太鼓を真剣に叩くだけでなく、少し笑みを見せたり、歌詞を口ずさんだりしながらあくまでも“パフォーマンス”として演奏していた。そこには“表現者”としてのプロ意識やプライドが表れていて、本番になるとカチッとスイッチが入る姿には、見ていて胸が熱くなる。

中でもアロハは表情豊かに楽しそうに和太鼓を叩いており、こちらも楽しくなってしまうような姿を見せていた。“見たことがない景色”を目指してさまざまなことに挑戦していく超特急。彼らのパフォーマンスは今後も止まることなく、その先にある“まだ見ぬ景色”を、きっと私たちに見せてくれるはずだ。