音、没入感…注目ホラーアニメ『光が死んだ夏』は見どころ盛り沢山!キャストが推しポイントを力説 「“ヒカル”と“光”をぜひ聞き比べてみて」

7月より日本テレビ系にて放送が始まったTVアニメ「光が死んだ夏」について、この度「放送直前!スペシャル生放送」が去る6月29日(日)に配信されました。番組には、小林千晃さん(辻中佳紀役)、梅田修一朗さん(ヒカル役)、小林親弘さん(田中役)が出演し、アニメの見どころやキャラクターについてアフレコ裏話も交えて語っていきました。

キャスト陣が語る“推しポイント”とは!?「BGMをあえて排除」

『光が死んだ夏』は、普通の男子高校生よしきが、半年前に行方不明になった幼馴染・光を模倣する謎の“ナニカ”を受け入れ、暮らしていくなかで巻き起こる怪事件を描く青春ホラー作品です。日常を徐々に蝕んでいく恐怖が多くの読者を魅了している本作。まもなく初のTVアニメが放送開始ということで番組内では、キャスト3人から作品の“推しポイント”が語られました。

まず小林親弘さんは、“音”による演出をあげ、「BGMをあえて排除して、自然の音だけにしたり無音にすることで、ヒカルとよしきの暗さとクラスメイトたちの明るさの対比とか、それぞれのシーンにメリハリがついていて、すごく素敵だなと思いました」とコメント。

「監督も、イヤホンで聞くと、よりいろんなことが“音でわかる”とおっしゃっていました」と続け、小さな“音”も取りこぼさず聞いてほしいことを語ります。

また梅田さんは自身が演じる“ヒカル”と回答。ナニカが潜む“ヒカル”と生前の“光”がそれぞれ描かれる点を挙げながら「“ヒカル”と“光”の印象の違いとか、よしきがこの2人をどう感じているのかっていうのが、わかると思うのでぜひ2人を聞き比べてみてほしいです」と話しました。

そして小林千晃さんは「没入感」と回答。あまりホラーに触れてこなかったにも関わらず、原作を読んだ際には奥深いドラマに引き込まれ「読む手が止まらなかった」と明かした小林(千)さん。

「違うナニカに変わってしまった親友を受け入れて一緒に生きていく…。僕らもよしきと同じ立場になった時、同じ選択できるだろうかとか、実際自分の隣にいる人が変わってしまって何を持って本物とするのかとか、気づいたら『光が死んだ夏』のことを考えているんです。その没入感がすごい作品だなと思います」と、作品の余白まで楽しんでほしいことを語りました。

小林千晃、主人公・よしきは「等身大の高校生を意識して演じた」アフレコ裏話も連発

さらに番組内では、キャラクターの魅力についても深掘り。ヒカル役の梅田さんは、狂気と純粋さという相反するものを併せ持つというヒカルの魅力を力説。田中役の小林(親)さんは、今はまだ全貌が語られていない田中という存在について「今はとにかく“ハムスターが好き”ってことだけ覚えておいてください!」と笑いを誘いつつ、今後の展開をにおわせます。

また主人公・辻中佳紀を演じる小林(千)さんからは役作りについても。よしきについて「すごく人間味あふれるキャラクター」と語った小林(千)さん。「なので演じる際は、ドラマティックになりすぎないように、等身大の高校生を意識していて。あくまで普通の高校生として大きい葛藤、大きい悩みに立ち向かっていく様子を描けたらなと演じさせていただいています」と役作りのこだわりを明かしました。

その後も番組内では、アフレコ裏話が続出。登場人物たちが三重弁を話すということで、三重弁での収録に苦労したことや、ジャンルがホラーということもあり、「お祓い」を行ったというエピソードも明かされ、視聴者からも驚きの声が飛び交いました。

さらに、原作者・モクモクれん先生がアフレコ現場を訪れている話も。梅田さんは役作りのために先生へ直接、ヒカルの印象を尋ねたというエピソードも明かし、スタジオを盛り上げました。

ほかにも、幼馴染を演じる小林(千)さんと梅田さんはどれだけ心が通じ合っているのか、2人の回答を合わせる「よしき・ヒカルの幼なじみシンクロチャレンジ」と題したコーナーが実施され、ここでは珍回答を続出させる2人に、出題役の親弘さんも「もうシンクロして!」と慌てる事態に。果たして2人は意思疎通することができるのか、2人のチャレンジも必見です。

本番組は10月4日(土)までABEMAにて配信中。