
東京都千代田区に十割蕎麦と天ぷら、炉端焼きも楽しめる蕎麦居酒屋「十割そば 相馬庵 丸の内」が7月22日(火)にグランドオープンする。今回は、7月16日(水)に開催された試食会に参加したので、その様子をお伝えしていく。
同店は、川崎で「魚炉魚炉」「とろろ鍋 串揚げ 華金」「十割そば 天ぷら 相馬庵」などのブランドをドミナント展開する株式会社Sunriseによる、東京初出店となる店舗。ランチタイムは蕎麦を中心とした食事を味わうことができ、ディナータイムは一品料理やコース料理をお酒とともにゆったりと味わえるという、昼と夜とでは異なる形態で営業される店舗となっている。
■川崎の食文化を彩る存在へ 地元密着の飲食ブランド展開
株式会社Sunriseは、「鮮魚と炉端焼き 魚炉魚炉」や「十割そば 天ぷら 相馬庵」など、川崎市内を中心に飲食店を9店舗運営している。2018年に開店した主力ブランド「魚炉魚炉」は、オープンカウンターで豪快な炉端焼きが目の前で楽しめるお店として川崎の幅広い世代から支持を得て、現在3店舗を展開中。
2024年には、本格寿司を提供する寿司酒場「魚炉魚炉寿し」、横浜桜木町に干物酒場「干物炉端専門 第一魚炉魚炉酒蔵」をオープン、2025年2月には川崎・仲見世通りに蕎麦居酒屋「焼鳥と蕎麦 富治TOMIJI」をオープンし、いずれも連日賑わう人気店へと成長している。
■川崎で人気の十割蕎麦と天麩羅の蕎麦居酒屋が丸の内に進出
十割蕎麦と天ぷら、炉端焼きも楽しめる蕎麦居酒屋「十割そば鳥料理 相馬庵 丸の内」が、東京駅丸の内口、丸の内仲通りの「明治安田生命ビル」(丸の内 MY PLAZA)の地下2階にオープンする。
試食会当日は、東京駅で降り、「丸の内地下南口」から一旦地上に出て店舗がある明治安田生命ビルへと向かった。帰る際に知ったのだが、実は店舗がある地下2階の「丸の内 MY PLAZA」は、ずっと地下で繋がっていて、そのまま東京駅に行くことができる。帰る際は東京駅へのルートもわかりやすいので、地下直結で駅に向かうといいだろう。
また、千代田線の二重橋駅や丸ノ内線・千代田線・半蔵門線の大手町駅が距離としては近いので、地下鉄を利用して店舗に向かうのもありだろう。
こだわりの蕎麦は、湿度や気候などに合わせてブレンドを変え、国産蕎麦粉を使って職人が店内で仕込む、自家製麺の十割蕎麦が提供される。備長炭でじっくりと焼き上げる「炉端焼き」は、余分な脂を落としながら旨味を閉じ込め、香ばしく仕上げられる。旬の野菜を炭火でシンプルに焼き上げた「野菜焼き」は、素材本来の味わいと食感を楽しめるようになっている。
ランチタイムには、丸の内店限定でオリジナルメニュー「昆布水鴨せいろ」を提供。昆布の旨味をたっぷり含んだ出汁に蕎麦を浸した状態で提供する、ひと味違ったせいろ蕎麦となっている。やわらかくジューシーな鴨肉とともに、まろやかで深みのある出汁が蕎麦に絶妙に絡み、上品な味わいを堪能できる。
相馬庵名物「天せいろ」は、打ちたて・茹でたての香り高い十割蕎麦と、揚げたての天ぷらを贅沢に味わえる看板メニュー。海老や旬の野菜などを中心に、素材の旨みを引き出すよう絶妙な火入れで仕上げた天ぷらは蕎麦との相性も良い。
ディナータイムは、こだわりの一品料理やコース料理をお酒とともに、ゆったりと味わえる。蕎麦屋ならではの特徴を活かした「蕎麦屋のから揚げ」は、蕎麦の出汁に漬け込んでから揚げることで旨味が鶏肉に染み込み、ジューシーに仕上がっている。
その他、「鶏そぼろと半熟卵のポテサラ」「国産赤鶏刺し5点盛り」など、お酒にぴったりなメニューが揃えられている。お酒は、全国各地から厳選した日本酒をメインに、蕎麦茶割りや蕎麦焼酎のほか、定番のサワーや焼酎などが用意されている。
■試食会はディナータイム中心のメニューが提供
試食会で手渡された「これを食べれば間違いなし」と書かれたお品書きがあるが、試食会で提供されたメニューもこれに載っているものとほぼ同じで、「蕎麦屋のからあげ」「新鮮 鳥刺し」「京鴨の胸板すき焼き」「囲み蕎麦」などの料理を試食させていただいた。
地上では雨が降り、じっとりと暑い7月。お酒のメニューが豊富でどれを飲もうか悩むほどだが、この日は「八海山レモンサワー」と「生スダチ酎ハイ」という柑橘系の爽やかな二種をいただいた。
鳥刺しはもも、むめ、ささみの3点盛り。さっぱりとした味わいで、醤油に付けて、わさびはお好みで食べる。お酒のあてにちょうどいい味わいとボリューム感。上記以外のメニューは、おくら、かまぼこ、ナスの「おばんざい盛り」と、椎茸の傘に出汁がたっぷりと入った「どんこ椎茸」が提供された。どれも味わい深く、お酒が進む料理だ。
そして、〆には「2種せいろ」。「囲み蕎麦」とも呼ぶようだが、〆の蕎麦として、複数あるつゆの中から自由に選び、みんなで蕎麦を囲んで締める、というメニューとなっている。
試食会では、蕎麦とともに通常のつゆと洋風のポルチーニが提供された。さっぱりとした通常のつゆでいただく蕎麦もおいしく、ポルチーニのつゆというのは風変りに思えるが、そばをつけて食べてみたら思いのほかおいしくて驚かされた。キノコスープのような風味のつゆになっていて、和の蕎麦と洋のスープが絡み合い、不思議に違和感なく食べられておすすめだ。
「囲み蕎麦」のつゆは、そのほかにもカレー、鴨つゆ、豚ばら辣油、つけとろろ、が用意されている。そのときの気分や、いろいろなつゆを頼んでみて食べ比べて見るのも面白いだろう。
「十割そば 相馬庵 丸の内」は、7月22日(火)のグランドオープンより月曜~土曜まで、ランチ&ディナーで営業する。近隣のビルで働く方はランチに、東京駅付近に遊びに行く方はディナーに訪れてみてはいかがだろうか。
文・写真:後藤芝生
■店舗概要
店名 :十割そば鳥料理 相馬庵 丸の内
店舗住所:東京都千代田区丸の内2-1-1
丸の内 MY PLAZA(明治安田生命ヴィレッジ)地下2階
電話番号:03-6257-5656
営業時間:ランチ 月~土 11:30~14:30(L.O. 14:00)
ディナー 月・火・土 17:00~22:00(L.O. 21:15)
水~金 17:00~23:00(L.O. 22:15)
定休日 :日曜日
店舗規模:27坪 / 40席