(本文/加藤大樹)
声優・アーティストとして、止まることなく歩みを重ねてきた浪川大輔。アーティスト活動15周年を迎え、2026年1月7日に8thミニアルバム『UNSTOPPABLE』をリリース。楽曲制作から、ライブへの思い、「止められない」原動力、そして表現者としてのこれからを語ってもらった。また、記事の最後には読者プレゼントキャンペーンも実施。
止まらずに走り続けた15年、そして“止められないもの”
――アーティスト活動15周年と、8thミニアルバム『UNSTOPPABLE』のリリース、おめでとうございます。まさにタイトル通り、止まらずに走り続けてきた15年ですね。
応援してくれるみなさんに支え続けてもらった15年でした。アーティストデビュー当時は、不慣れなことばかりで、正直どうなるんだろうと思っていたんです。もともと声優という裏方の立場が長かったので、アーティストとして表に立ち、直接応援の声をもらうようになって、「応援って、こんなにも大きな支えになるんだ」と実感しました。
――「UNSTOPPABLE」は“止められない”という意味ですが、浪川さんがいま「止められないもの」は?
ラーメンです! このインタビューが終わったら食べに行こうと思っていますし、実は昨日から考えていました。格好いいことを言いたかったんですけど、思い浮かぶのはラーメンのことばかりです。
――どのくらいの頻度で食べているんですか?
我慢して週3ですね。ひどいときは、昼と夜に食べて、次の日の昼にも食べる。夜は別のものを挟んで、深夜にまたラーメン。……すごくないですか。週3どころか、2日で4杯です。
――かなりのペースですね……。お気に入りの店に通う派ですか?
だいたいお気に入りのところに行ってしまいます。仕事の合間にサッと食べることが多いので。ただ、最近はいろんなラーメン屋さんの動画が流れてくるので、初めて行く店でも「初めて」という感覚があまりないんですよね。
――最近のお気に入りは?
最近の大ヒットは「山岡家」です。二郎系もにぼしも好きですし、喜多方ラーメンは毎日でも食べられます。家系は一度食べると「しばらくいいかな」と思うのに、一週間もすると、また行きたくなる。……良くないですね(笑)。
――ラーメンへの「UNSTOPPABLE」さが伝わってきます。アーティスト活動を続ける中で、ご自身の変化を感じる部分はありますか?
トラブルすら楽しめるようになったところかもしれません。ライブ前は今でも緊張しますし、実際にトラブルも起きる。でも、経験を重ねるうちに、そういうことも含めて楽しめるようになりました。メンバーやスタッフが失敗しても、「俺のほうがもっと失敗してるから気にするなよ」と思えるようになった。信頼が積み重なってきたんだと思います。
――表現力についてはいかがでしょう。
お芝居も歌も、「なかなか進まないな」と感じることは正直あります。一瞬で上手くなるものじゃないですからね。でも、そんな僕が養成所のレッスンでは「気付きが大事だよ~」なんて言っている(笑)。難しいですよ。でも、ステージでファンのみなさんから直接応援をもらえることは、やっぱり大きな力になります。「この気持ちに応えたい」と強く思うようになったので、その意味では表現力も少しずつ変わってきたのかもしれません。
――制作環境の変化を感じることはありますか?
最近は仮歌にAIが使われることもあります。デモを聴いたときは「いけそうだな」と思ったのに、実際に歌うと全然歌えない。「なんでだ?」と思ったら、「AIなので息継ぎをしていないんです」と言われて。……そりゃ歌えないですよね(笑)。
――AIでデモを! そういう作り方もあるんですね。
曲作りの在り方自体が変わってきているなと感じます。ギタリストの大内慶くんと話していて面白かったのが、「これからは“プロンプター”という仕事が生まれるかもしれない」という話です。生成AIに入力するワードの組み合わせでメロディが変わるなら、「最高の組み合わせを提示できる人」が価値を持つ。なるほどなと思いました。うまく共存できるなら、新しい形のライブにもどんどん挑戦していきたいですね。
江口拓也とのシナジーを感じた「ファンキー☆GUI GUI」
――――2026年1月7日に8枚目のミニアルバム『UNSTOPPABLE』がリリースされます。その中でも「等身大の一曲」と紹介されている「ウェーブリバー」が印象的です。
この曲は、とんでもない天才であり、とんでもないアホでもある、佐伯youthKから届いた楽曲です。「イエローマン」をリファレンスしているんですが……これは、完全に僕をイジってますよね?
――タイトルからして「浪川(ウェーブリバー)」ですからね。
ステージでの出来事や、十五周年への思いがぎっしり詰め込まれていました。彼なりに僕を見て書いてくれたんだと思います。歌詞を読めば読むほど、「どこをどう修正すればいいのかわからない」。そもそも「イエローマン」は僕が書いた曲なので、そこから要素を引っ張った結果、この形になったんでしょうね。
――実際に歌ってみて、いかがでしたか?
今回のアルバムの中でも、仕上がりとしては一番難しい曲です。今も「本当に歌えるのか?」と思っています。デモの段階から「こんなの歌えるか!」と思っていたんですけど、「できるでしょ?」という圧がすごくて(笑)。一年くらい前から「1曲お願い」と頼んでいた流れもあり、「できません」とは言えませんでした。レコーディングも歌詞カードを追い続けないと歌えなかったので、ツアーでどう育つのか、自分でも楽しみですね。
――難易度としてはトップ?
難易度だけで言えば「ウェーブリバー」が一番高いです。ただ、ライブ中にテンションが上がった状態で体力的にしんどいのは「VICTORY」かもしれません。真っ直ぐな歌詞で、ハイトーンも多い。自分の得意・不得意がブレーキにならないよう、気を付けたいですね。
――「Tempest Hero」はコール&レスポンスが映えそうです。
この曲は完全に“コール&レスポンスをするための曲”として作りました。短くて、嵐のように駆け抜ける楽曲ですが、「1、2、3」とカウントが入ることで、会場を一気に煽れる。ライブにおいて、絶対に必要な存在の曲になると思っています。
――表題曲「UNSTOPPABLE」についても教えてください。
「UNSTOPPABLE」は、2016年にリリースした「ELEVATION」をベースにしています。どちらも作曲・編曲はR・O・Nくん。ハードロック風ですが、聴いてみると意外とポップなんですよ。
――オープンカーで駆け抜けるMVも撮影しましたね。
「止まらずに進む」というイメージで撮影しました。ただ、この曲には「つらかったら辞めてもいい」というメッセージも込めています。辞めてもいいけど、やると決めたなら全力でやったほうが面白い。そう思っています。
――実体験も反映されているのでしょうか。
僕は2014年からステイラックという事務所を立ち上げました。少し前に先輩の声優から「いつまで社長をやってるの?」と言われたんです。責任ある立場だから辞めるわけにはいかないと思っていたのですが、「社長だからこそいつでも辞められる」と言われまして、それが心に残ったんです。走り続けることも、止めることも自分の決断次第なんだなと。
――浪川さんおなじみの「ファンキー☆」シリーズですが、今回は江口拓也さんとコラボして「ファンキー☆GUI GUI」として登場ですね。
江口君はお酒が好きなので今回のテーマは「お酒」です。「ファンキー☆トゥナイト」でホストからスタートし、そこから陸に上がって「ファンキー☆フィッシング」で漁師を経験し、「ファンキー☆ウェーブ」で演歌歌手となり、迷走を重ねた結果「ファンキー☆ジャングル」ではジャングルの王者になりました(笑)。
――すごい遍歴ですね。
「ファンキー☆GUI GUI」は最初のホストからだいぶ場末感が出ました。「ファンキー☆」シリーズは、ユーロビートプラス何かというテーマなんです。毎回考えるのが難しいんですけど、今回は「お酒」なので、「どこまでも泥酔しようぜ!」というノリで作っています。相手が江口くんなので、かなりシナジーがありましたね(笑)。
今回は「思い切りやれる」
――そんな楽曲たちを引き連れて、全国8箇所を巡るライブツアー「Kiramune Presents Daisuke Namikawa 15th Anniversary Live Tour CROSS VISION XV」が2026年1月からスタートします。
近年のライブは人数制限を設けたり、日帰りの強行スケジュールがあったり、なんとか「続けたい一心」でやっていたところもありました。「Starry Heaven」(2024年のライブツアー)も、大阪公演は台風で中止(振替公演実施)になってしまって……。これまで苦しんでいた分、今回は「思い切りやれる」と意気込んでいます。アルバムが発売されてからのツアーなので、新曲もたくさん歌います!
――楽しみにしています! 浪川さんがアーティスト活動を続ける原動力は?
やっぱり支えてくれるみなさんの存在です。押し付けたいわけではなくて、僕の楽曲が、みなさんの人生の“句読点”になれたらいいなと思っています。自然に寄り添える存在でありたいですね。それと、ライブでは「ノンストレス」というバンドメンバーがいます。ひとりでは何もできません。このメンバーで続けていきたいという思いもあって、「UNSTOPPABLE」のMVには全員出演してもらいました。
――そういう経緯があったんですね。今後、どんな表現者でありたいですか?
「こうあるべき」という形は決めていません。声優としてもアーティストとしても、道はひとつじゃない。常に少し角度を変えながら進んでいきたいと思っています。「あ、こんなこともやってるんだ。浪川大輔っていう人がいるんだな」と、誰かに引っかかってもらえたら嬉しいですね。
浪川大輔(Daisuke Namikawa)。1976年4月2日生まれ。東京都出身。子役時代から声優として活躍し、アニメから洋画の吹替えまで様々な役を演じる。主な出演に「LUPIN the Third シリーズ」石川五ェ門役、「スター・ウォーズ シリーズ 」アナキン・スカイウォーカー役、「呪術廻戦」脹相役など
『UNSTOPPABLE』
発売日:2026年1月7日
価格:
通常盤 2,750円(税込)
豪華盤(初回限定生産) 5,500円(税込)
豪華盤・通常盤共通特典(初回生産分):ランダムフォトカード(全3種の内1種封入)・収録楽曲
1.Story of a new day
作詞:大内 慶 作曲・編曲:福岡丈明 歌:浪川大輔
2.VICTORY
作詞・作曲・編曲:Kohei by SIMONSAYZ 歌:浪川大輔
3.Tempest Hero
作詞:Mio Aoyama(Blue Bird’s Nest) 作曲・編曲:馬渕直純 歌:浪川大輔
4.UNSTOPPABLE
作詞:喜介 作曲・編曲:R・O・N 歌:浪川大輔
5.青を掴む
作詞:大森祥子 作曲・編曲:R・O・N 歌:浪川大輔
6.ウェーブリバー
作詞・作曲・編曲:佐伯youthK 歌:浪川大輔
7.ファンキー☆GUI GUI
作詞:小松レナ(Blue Bird’s Nest) 作曲・編曲:渡辺 徹(Blue Bird’s Nest) 歌:浪川大輔×江口拓也・BD収録内容(豪華盤のみ)
1.UNSTOPPABLE (MUSIC CLIP)
2.Making of “UNSTOPPABLE”
3.浪川大輔「Again」 @Kiramune Music Festival 2025 DAY.1
4.TRAILER
浪川大輔・サイン色紙プレゼント
■応募要項
・応募期間:2026年1月7日から2026年1月21日まで
・内容:浪川大輔・サイン色紙
・当選人数:1名様
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