吉高志音『どうせ、恋してしまうんだ。』インタビュー – ファンの言葉で「自分の声の可能性を追い求めてみたい」と思えるように

(本文/M.TOKU)

家族のように育った4人の幼なじみの男の子と、主人公・西野水帆との恋愛模様を描いた『どうせ、恋してしまうんだ。』。2026年1月8日深夜1時28分よりTBSで放送がスタート。アニメ第2期では、多感な時期の高校生から、徐々に大人になっていく彼らの姿が描かれていく。

そんな本作で、水帆の幼なじみのひとりである柏木深を演じるのは、数々の舞台でも活躍する吉高志音。インタビューで彼は、声優を経験することでの発見、そしてそれが舞台で活きたことの実感について言葉にした。インタビューでは、作品の見どころと併せて、ストイックな彼の芝居への向き合い方を紐解いていく。

吉高志音。1999年7月2日生まれ。東京都出身。2018年俳優デビュー。MANKAI STAGE『A3!』ACT2!~SUMMER 2022~より泉田莇役を演じ、注目を集める。ミュージカル「SPY×FAMILY」など数々の舞台・ミュージカル作品やドラマに出演する。2026年3月にはミュージカル「スキップとローファー」で出演の志摩聡介を演じる
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ストイックにやっていかないとこの先の成長はないんじゃないかな

――吉高さんは『どうせ、恋してしまうんだ。』でアニメ作品への出演は初めてとなります。数々の舞台・ミュージカルで活躍されていますが、声のお芝居をやってみたいという気持ちも以前からありましたか?

もともとアニメを見るのがすごく好きだったのですが、声のお芝居をやりたいという気持ちはそれほどなくて。役者をはじめてから自分の声の可能性を追い求めてみたい、と思えるようになったんです。

――可能性、でしょうか。

『どうせ、恋してしまうんだ。』キービジュアル

はい。実は僕、男らしい低い声に憧れていた時期があって。自分の声が嫌いではなかったのですが、ちょっとコンプレックスに感じていたこともあったんです。そんななか、意を決してSNSで自分の声に関する投稿をしてみたら、多くのファンの方々が「声、好きです」と言ってくれて。その反応を見て、「声で表現する芝居をしてみたい」と思うようになったんです。それに、そういう活動をすることが、ファンのみなさんへの恩返しにもなると思って。

――コンプレックスに感じるようになっていた声が、ファンの方々からの言葉で武器と感じられるようになった。

みなさんの言葉のおかげで、僕にとって、声がすごく大事なものとなりました。本当にありがたかったです。

――そういうファンの方々の声が活力になる経験はこれまでもたくさんありましたか?

みなさんの感想を見て、気持ちが奮い立つことはあります。ただ、褒めてくださる言葉をそのまま受けて満足するのではなく、いいと言ってもらった部分をもっとよく見せられるようになりたいなと思うようにしていて。

――ストイックですね……!

いやー、変な話かもしれませんが、褒めていただく言葉をそのまま受け止めて「じゃあ、このままでいいか」という気持ちになっちゃったら、そこまでだと思うんです。まだ僕は20代ですし、ストイックにやっていかないとこの先の成長はないんじゃないかなって。「俺はできるんだ」って思ったら、たぶんそこまでなのかなと。

これまで以上に声と体がリンクするように演じるようになった

――そんななかで本作への出演。声の芝居をすることでの発見や成長もあったかと思います。

そうですね。新しい表現の景色を見させていただきました。アフレコは本当に毎回勉強することばかりで。ふだんから声のお芝居をされている声優のみなさんと掛け合うなかで、色々な発見があります。例えば音の振り幅。芝居では、日常では喋らない声の範囲の音まで使うことがありますが、声優のみなさんはそれをより特徴づけてやっているのが面白くて。声だけで空気感や温度感を作れるが本当にすごいです。音の使い方を学ばせていただきました。

――舞台でもその学びは活かせそう?

既に活きていると実感していて。ミュージカル「SPY×FAMILY」でふり幅のある役を演じたのですが、これまで以上に声と体がリンクするように演じてみたんです。声優を経験したことで以前より「声」というものを意識するようになりました。

――向き合い方がちょっと変わってきている。

そうですね。本を読んでいくなかで、色々な“音”が自分のなかで流れてくるようになりました。

――その変化が楽しい。

楽しいですね。もっとこうしたいという欲がさらに出てきています。

揺るがない誠実さが、演じるうえでも道しるべとなっていました

――改めて作品についてもおうかがいします。最初に原作を読んだときの感想を教えてください。

みんなが純粋に恋と向き合っている姿が眩しくて。恋や愛って言葉が少し恥ずかしいと思っていたところもあったのですが、その感覚や向き合い方が本作を読んでから変わりました。

――演じるなかで感じた深の魅力を教えてください。

クールでイケメン、勉強もできるのも深の魅力だと思いますが、絶対に変わらない、曲がらないまっすぐな誠実さを持つ彼が僕は大好きです。その揺るがない誠実さが、演じるうえでも道しるべとなっていました。

――深に共感できる部分もあった。

そうですね。特に話数が進んで大人になっていく彼の辛さに共感しました。心の中で留めていたものがあふれ出る場面は儚くて、気持ち的にしんどかったです。ただ、恋でしか出ない感情だとも思うので、美しさも感じました。

――少女マンガではありますが、男性も共感できる作品。

そうですね。人やモノに恋をしている人には通ずるものがあると思います。

第2期は徐々に大人の階段を登っていくフェーズになります

――アニメが好きとお話されていましたが、思い出に残っているマンガやアニメはありますか?

色々な作品を紹介したいところですが、強いてひとつ挙げるとすれば『FAIRY TAIL』です。『FAIRY TAIL』は、僕が最初に買ったマンガでして。絵から広がっていく世界ってこんなにもワクワクするんだと衝撃を受けました。マンガを読んでいて、自分でも描いてみたいなっていう創作意欲も出てきて、一時期マンガの模写をしていたこともあったんです。

――そうだったんですね!

『FAIRY TAIL』はグッズもたくさん集めていました。付録が付いている特装版が出るときは、毎回本屋さんで予約していましたし、海外展開のグッズもできる限り取り寄せていましたね。僕の人生の最初のオタ活だったと思います(笑)。

――そんな吉高さんがいまみなさんに推したいカルチャー・エンタメを教えてください。

「パペットスンスン」です! 僕は考え過ぎちゃう性格なのですが、スンスンを見ているともっと柔らかく考えていいんだなと思えるんです。キャラクターからマイナスイオンが出ているような気もしますね。癒しにもリフレッシュにもなっているので、推しています!

――2026年3月にはミュージカル「スキップとローファー」への出演も決まっています。本作と同じく、高校生役を演じますね。

もともと原作を読んでいたので、出演が決まったときはドキドキもワクワクもしました。どちらの作品も甘酸っぱさがあったり、キラキラしたものがあったりするので、両方の作品を楽しんでいただけたらすごく嬉しいです!

――2026年はどんな一年にしたいですか?

2025年は事務所を移籍するなど環境も変わるなかで、自分がやりたいこと・挑戦したいことが明確になり、それに向かって突き進んだ攻めの一年でした。2026年はもっと攻めたいですし、自分が挑戦してきたことの答えが出る年だとも思っています。占い師さんからは運気がいい一年になると言ってもらえたので、突っ走っていきたいですね。

――最後に、改めて『どうせ、恋してしまうんだ。』第2期の見どころを教えてください。

純粋で甘酸っぱかった第1期とはグッと変わって、第2期は徐々に大人の階段を登っていくフェーズになります。そのなかでの登場人物たちの繊細な変化に注目していただきたいですね。それぞれの気持ちの変化や大人になっていくみんなを見守ってもらえたらなと思っています。

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■応募要項
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・内容:吉高志音・サイン入りチェキ(チェキの指定はできません)
・当選人数:2名様
・日本国内にお住まいの方に限ります

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©満井春香・講談社/アニメ「どうせ、恋してしまうんだ。」製作委員会

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加藤 大樹

加藤大樹。1987年9月11日生まれ。茨城県出身。2007年、ニコニコ動画でゲーム実況グループ「ゆとり組」として活動。ゲーム実況をきっかけに出版の道へ進み、著書『プリキュアシンドローム!』(幻冬舎)などを上梓。WEBメディア「マイナビニュース」の編集者・ライター・広告制作ディレクターなどを経て、現在フリー編集・ライターとして活動。TV出演、イベントMCなどでも活躍中。