霧島にできた新リゾート「ザ・パルス霧島」宿泊レポート 雄大な自然を満喫…鹿児島の美と食を体感

ソラーレホテルズアンドリゾーツがプロデュースする、鹿児島・霧島に新しくオープンした「ザ・パルス霧島」。8月20日にグランドオープンした同ホテルですが、この度試泊会に参加することができたのでポイントをお届けします。

霧島といえば九州ではおなじみの観光地であり、日本酒「黒霧島」や「霧島岳」で知られています。今回紹介する「ザ・パルス霧島」はそんな霧島に新しくオープンした温泉ホテル施設として、霧島市とお隣・宮崎県都城市との県境に位置します。

ホテルに到着してエントランスホールに足を踏み入れると、目の前に広がる霧島連峰の雄大な景色が一望できる構造が目の当たりにできます。フレームレスの大きな窓が、まるで一枚の絵画のように自然を切り取っていて、開放感抜群。天井は、火山灰を原料にした高千穂シラスの左官仕上げだそうで、細部へのこだわりを感じます。

ロビーラウンジは、モダンなデザインの家具の中に、流木やラタンといった自然素材がアクセントになっており、どこに座ってもリラックスできる空間。そして屋外には20メートルもある、景色を一望できる大きなプールがあり、子供が安心して遊べるキッズプールも完備されています。さらにバスケットコートやテニスコート(要予約)まであって、ホテルを出ずともアクティブに過ごせます。

お部屋は、一番広いプレミアスイートから、スーペリアダブルまで9種類もタイプがあるそうです。なかでも「ファミリールーム 〈空〉」は霧島山や雲がモチーフとなっており、遊び心のあるデザインで、お部屋の中でも素敵な写真がたくさん撮れそうです。

そして、旅の醍醐味であり、日々の疲れを癒してくれるのが温泉。大浴場「がんじょうの湯」は、檜が香る広い内湯と、開放感あふれる露天風呂が用意されています。泉質は霧島神宮温泉郷のもので、温度はやや熱めなのも◎。

また、貸切風呂はそれぞれテーマが異なる4種類。岩をくり抜いたお風呂や檜風呂、陶器の五右衛門風呂など、どれに入るか迷ってしまうほどです(50分1,650円でフロント予約制とのこと)。

お待ちかねの食事は、2階の「ALL DAY DINING THE PULSE」でビュッフェをいただきました。ライブキッチンでは国産牛のステーキや黒豚とんかつを焼いてくれて、お寿司やお刺身のコーナーには鹿児島ブランドの「鯛王」や「黒酢ブリ」が並びます。

黒豚の角煮に加え、出来立てを用意してくれるオープンキッチンではさつま揚げ、さつま地鶏の炭火焼などをいただくことができ、どれも絶品。また、先述した通り同ホテルは宮崎県との県境にあるからか、宮崎名物も楽しむことができました。

一方の朝食も、ライブキッチンで地元の卵を使っただし巻き卵や、揚げたてのさつま揚げがいただけます。ご飯のお供には、まぐろの山かけや鹿児島名物の「鶏飯」も。朝から黒豚しゃぶしゃぶまであって、贅沢な朝ごはんになっていました。

都心から離れて、大自然の中で温泉と美味しい食事を心ゆくまで楽しむ。ザ・パルス霧島は、そんな理想的な休日を過ごせる場所になっているのではないでしょうか。ちなみにホテルから徒歩数分で「高千穂牧場」という牧場にも行くことができ、乗馬体験や新鮮ソフトクリームも堪能できますよ。