青山剛昌が絵馬を披露『真・侍伝 YAIBA』が「YAIBAの日」に浅草寺絵馬奉納セレモニー開催

現在放送中のTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』が8月18日「YAIBAの日」にアニメゆかりの地でもある浅草寺にて、浅草寺絵馬奉納セレモニーが開催されました。セレモニーには原作者・青山剛昌先生、ジェラードンのアタック西本さん、かみちぃさん、浅草寺 代表役員・執事長の守山雄順氏が登壇しました。

『YAIBA』は、ジャングルで修行にはげむサムライ野生児・鉄 刃(くろがね やいば)がふとしたことから日本に戻り、新たな修行の地でさらなる強さを求めてサムライ魂一直線に躍進する、アクション活劇。『週刊少年サンデー』にて1988年より連載され1993年に完結。全24巻の累計発行部数1700万部を誇る⻘山剛昌先生による人気コミックス。4月5日より始まった第1話の初回放送ではXでトレンド1位を獲得する盛り上がりを見せました。

今回奉納される大絵馬セレモニーには刃も駆けつけ、お客さんの掛け声に合わせて、刃と青山先生が大絵馬ををお披露目。この日初披露となった大絵馬は、浅草寺境内伝法院庭園の樹齢200年の古木を使用した絵馬となり、明治31年より続く富山の南部白雲木彫刻工房にて加工されているとのことです。制作にはマジックと墨を使い分けて描いたといい、青山先生は「樹齢200年と聞いて、歴史が詰まっていて緊張した」とコメント。

さらに、イラストを描き入れる際は「縁の彫刻に触れないように気をつけていた」と振り返り、完成までに3日かかったことを明かしました。また、絵を描き入れる際に大変だったことを聞かれると、“描くときの体勢”や“木目に合わせて描くこと”が大変だったと大絵馬ならではの苦労を語りました。

今回、大正以来約100年ぶりに浅草寺に大絵馬が奉納されることとなり、歌川国芳、長谷川雪旦、逸見(狩野)一信など歴史的な絵師たちの作品とともに、奉納されることとなった青山先生の絵馬。守山氏は、浅草寺の絵馬の歴史を説明し、「樹齢200年の古木には、もしかしたら、当時の将軍も触れていたのではないかと夢が膨らむ」と想いを語り、その上で今回奉納される青山先生の大絵馬について、「これから200年経った時に、令和の時代を象徴する世相の絵として寺の宝として残る」と奉納への感謝を述べました。

続いて、絵馬の奉納をお祝いして、アタック西本さんが得意な型抜きチャレンジを披露。この日のために用意した鉄 刃の髪型にアレンジした“YAIBA型抜き”を青山先生の前で披露し会場を盛り上げました。披露された“YAIBA型抜き”に青山先生は「自分の位置からでは刃の髪は全く見えなかった」と笑みを浮かべながらコメントしました。さらにかみちぃさんは登場した“黒鬼ダンサー”とともに、本作第2クールのエンディングテーマである、八木海莉⚡電音遊戯の「ACTION!」に合わせた“黒鬼ダンス”を披露し、絵馬奉納を祝いました。

最後に青山先生は「暑いなか、ありがとうございました。これからも『真・侍伝 YAIBA』も『名探偵コナン』も放送しているので、よろしくお願いいたします」と会場に集まったファンの方へ挨拶の言葉を述べ、大盛況の中イベントは幕を閉じました。

©青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会