このコーナーは「ドリームニュース」にて配信されたプレスリリースを原文掲載しています。本ページの内容に関するお問い合わせは掲載元企業まで直接ご連絡ください。
弊社の報道姿勢について-真実の報道と必要なハレーション-
弊社の報道スタンスは「真実の報道」であり、そこに細かな忖度は基本的には入れないようにしています。 当然、報道される側からの相談があれば応対はするものの、他人を無用に傷つけることが報道のあり方とは考えてはいません。
しかし、時に必要な波紋(ハレーション)を呼ぶ報道をする必要性が出てくるのは、「真実の報道をする」といったスタンスにおいてはやむを得ない側面があることをあらかじめご理解の上、弊社の報道記事に触れていただければと思います。
東京国際映画祭との取材トラブルと対応の瑕疵
現在、弊社側の取材スタイルと東京国際映画祭の運営ルールが合わないということで物議を呼んでいます。
確かに先方の言い分もわかるし、こちらにも落ち度がないわけではありません。ただ、フォトセッション時のムービー撮影の妨害と思われる動き(撮影をさせないようにする行為)や、弊社が現在東京MXで放送している番組があるにも関わらず、「そのような事実はない」等の不適切な発言があったことは間違いなく、対応方法に何らかの瑕疵があったことは明らかではあります。
また、昨年は1日で6件ほどの取材申請が通ったのにも関わらず、今回は二つが通れば良いという状況で、一日一つ、何とか取材ができている状態ではあります。制作者側には申し訳ないのですが、撮れ高の低い取材ばかりが残されているような状況です。日本国内で有名な俳優が出演する作品は、初日の吉永小百合主演の「てっぺんの向こう側にあなたがいる」ぐらいで、初日のいざこざと思われるトラブルが発生してからは取材申請についてはほとんど通らない状態が続いています。
これは繰り返し、運営側に確認をさせていただきましたが、「あくまでも抽選で決めている」というスタンスを運営側は貫く意向で、真偽のほどは、こちらは確認をする術はありません。「抽選で決めている」と言われてしまえば、それ以上こちら側は動きようがないのが現状です。
日本の映画祭と文化圏の特殊性
一方で、東京国際映画祭側の考えもわからなくはありません。
世界の映画祭との運営スタンスは異なるとはいえ、今日まで「日本社会に則した運営」を貫いてきた現場においては、確かに弊社側が「世界の映画祭のスタンスはこのようなものである」といった話をしたところで、迷惑極まりなく感じる感覚については理解はしています。フェスティバル(祭り)の定義がそもそも異なるのだから、うるさい部外者(外野)と考えるのは至極当然のことではあります。
日本の一般入場者を見ると、海外のフェスティバル(祭り)と違い、静かなものではあります。俳優がレッドカーペットや通用口を通れば、絶叫に近い歓声が響き渡ります。カンヌ及びベネチア国際映画祭の録画を確認すると、毎年常連と思われるファンの大絶叫がそこに入っています。日本の映画祭はなぜか歓声が上がることがほとんどありません。何が良くて何が悪いという話ではないが、日本文化圏らしく行儀がいいというか、そういうものなのだろうと思いました。
弊社の樽谷氏がいくら日本の映画祭のあり方について語っても、何か話が通じない感じがあるのは、そういった日本の文化圏特有の何かがあるのかもしれません。
弊社が提言する日本映画界の課題と世界基準
ここで弊社が考えるスタンスについて改めてご説明させていただきますが、やはり日本の映画界はどこか閉鎖的で横の広がりがほとんどないことで、ハリウッド映画の俳優と日本の俳優の扱いは天地の差があります。
海外の俳優は、より良い作品を通して、自身を更に高みまで求めていくプラスの連鎖があるように思えますが、日本の映画界は、例えば低予算映画でヒット作を出したところでなかなか生活が改善されることもなく、テンプレートのように繰り返されるインディペンデント作品で、何となく映画人として生きる日々が続くばかりではあります。 ネットフリックスの日本市場参入により、世界的ヒットになった「今際の国のアリス」の作品を例に出せば、多くの予算を投入すれば邦画もハリウッドクラスの作品が作れることが証明された今、日本映画界は世界基準に合わせて更にそれを超えていくべく啓発をしていく必要があります。
我々はサラリーマンライターや記者ではないため、企業として誰かの顔色を見る必要性はありません。故に「真実の報道を」これが我々の報道スタイルということを繰り返しご説明させていただき、結びとさせていただくことにします。
欧州ジャーナリスト連盟(European Federation of Journalists)
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(社)モナコウィークインターナショナル
取材 国際ジャーナリスト
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取材アシスタントKANAME YAGIHASHI
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