
今回向かったのは「若狭家 秋葉原店」。秋葉原エリアのコスパ抜群と評判の海鮮丼専門店で、最寄りの末広町駅からは徒歩1分。この日は秋葉原駅で降りて歩いてみたが、10分もかからないほどの距離。
地下を銀座線が通る大通り沿いに「若狭家 秋葉原店」はある。土曜日の秋葉原はさすがに混雑していたが、秋葉原駅からはほどほどに離れているので、人もまばらになり始めるくらいの位置にあり、穴場と言えるかもしれない。
店頭には大きく写真で種々雑多な海鮮丼の写真やメニューが掲示されているので、一目でに海鮮丼屋だとわかる。店に着いたのはお昼のピークを終えた14時過ぎ。それでも、小規模な店内はそこそこ混んでいた。
「うに・いくら・ねぎとろ」「いくら・ねぎとろ・サーモン」など、数えきれないほどの種類の海鮮丼がある。その中から一品を選ぶのはなかなか悩みどころだが、わかりやすく「4種盛りの人気トップ5」と書かれたメニューがあった。
人気No.1は「うに・いくら・ねぎとろ・サーモン丼」(2740円)と、具材もお値段も贅沢な丼。No.2は「ねぎとろ・サーモン・甘えび・いかそうめん丼」(1380円)で、お手頃の値段なので今回はこちらを選んだ。
今回、ご飯の量はなにも変えなかったが、並盛は250gだそうだ。追加料金で350gの大盛~1000gという驚愕の量のMAX盛までの、4段階を選んでご飯を増すこともできる。また、丼を注文すると「みそ汁」(80円)、「お新香セット(みそ汁・お新香)」(110円)も注文できる。せっかくなのでみそ汁も頼んだ。
注文してから比較的スピーディーに丼とみそ汁が提供された。「ねぎとろ・サーモン・甘えび・いかそうめん丼」は、オレンジや薄い赤、白などのあっさりとした色彩。
まずは醤油も使わずにねぎとろとご飯を食べてみる。脂感もあり違和感なく食べられて美味しい。そして、本格的に醤油を丼にかけて食べていく。卓上には醤油以外にわさびもあったが「わさびが大変効きますのでご注意ください」と、わざわざ注意書きがあった。
しかし、途中でやはり味変はしたくなるので、おそるおそる少しずつわさびを使っていく。たしかにツーンと来るタイプのわさびだ。調子に乗ってわさびを使いすぎると悶絶する結末になりそう。でも、海鮮にわさびはやはり合う。
みそ汁の方はあっさりとした味わい。具材はねぎとワカメ、そして飲み進めてていって気づいたが、わずかに魚の身も入っていて少し嬉しい。海鮮丼からのひと休みでのみそ汁がちょうどいい。
今回いただいた「ねぎとろ・サーモン・甘えび・いかそうめん丼」は、見た目の豪華さはないが美味しく食べられる一品だった。
丼を食べ終えてみると、提供されたときは小ぶりで少なめかな?と思っていたが、意外にも並盛250gのご飯の量でちょうど良かった。女性だと少し多そう。男性だと腹八分目~満腹くらいか。がっつり食べたい人はご飯だけでも大盛以上にするといいかもしれない。
「若狭家 秋葉原店」には、今回食べて丼以外にもさまざまな種類がある。リーズナブルなものだと、700円からの「ねぎとろ・えんがわ」「とろたたきサーモン丼」などの2種盛りや「四色丼」などがあるが、原材料の高騰により少し値上がりがあったようだ。
値段を気にせずに海鮮丼で贅沢をしたい人には2000円以上の丼も複数あるほか、うに1種盛りの「うに丼」や複数の具材から自分でカスタマイズして2種~4種盛りにできる丼もある。
リーズナブルな丼もあってリピートしやすいし、種類も多いので頻繁に来ても飽きにくそうな海鮮丼専門店。秋葉原で海鮮を食べたくなったときにでもまた訪れたい。
※記載の価格はすべて税込み、訪店時の価格。
文・写真:後藤芝生